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皮膚、皮下組織(創傷処理・皮膚切開など)/医療保険・手術のすべて

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皮膚、皮下組織の手術についてご紹介します。皮膚、皮下組織の手術はK000~K022です。手術名称は代表例で表記しています。手術88種タイプで支払対象の場合、次のいずれかに該当します。公的医療保険連動型タイプの場合は、特段の表記がない限り手術給付金の支払対象です。

正式な手術名とKコードが不明な場合は、手術をした病院(受付・医事課など)で確認するとよいですね。そのうえで、保険会社に請求対象かどうか、問い合わせするのがスムーズです。

手術料が算定されるすべての手術名・Kコードは、しろぼんねっとで検索できます。

なお、公的医療保険連動型、手術88種タイプ、手術の定義などについては、生命保険・医療保険・かんぽ・共済/”手術給付金”のすべてを、ご参照いただければ幸いです。

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手術88種タイプ : 皮膚、皮下組織の手術番号

手術88種タイプでは、手術番号1・13・19・57のいずれかに該当すれば支払対象です。

◇皮膚・乳房の手術
手術番号 1 植皮術(25cm2未満は除く)(20倍)

◇筋骨の手術(抜釘術は除く)
手術番号 13 筋・腱・靭帯観血手術(手指・足指を除く。禁煙・結節腫・粘液腫手術は除く)(10倍)

◇循環器・脾の手術
手術番号 19 観血的血管形成術(血液透析用外シャント形成術を除く)(20倍)

◇神経の手術
手術番号 57 神経観血手術(形成術・移植術・切除術・減圧術・回報術・念除術)(20倍)

Ⅰ 皮膚、皮下組織の手術、主な適応疾患

・K000  創傷処理
・K000-2  小児創傷処理(6歳未満)
切創、刺創、割創、坐創などの外傷全般、皮下軟部損傷、挫滅損傷、開放創、多部位傷、挫傷、擦過創、咬創、銃創、熱傷など

・K001  皮膚切開術
せつ、よう、蜂窩織炎、皮下膿瘍・血腫、壊死性筋膜炎、炎症性アテローム、粘液のう腫、膿皮症、褥瘡、皮下腫瘍(嚢胞・膿瘍・血腫)など

・K002  デブリードマン
汚染創、不良肉芽、皮膚潰瘍、褥瘡、熱傷、皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創、多部位外傷など

・K003  皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部)
・K004  皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部以外)
・K005  皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)
・K006  皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)
・K006-2  鶏眼・胼胝切除術(露出部で縫合を伴うもの)
・K006-3  鶏眼・胼胝切除術(露出部以外で縫合を伴うもの)
・K006-4  皮膚腫瘍冷凍凝固摘出術(一連につき)
血管腫、皮膚良性腫瘍(上皮腫、線維腫、乳頭腫など)、いぼ・疣贅(ゆうぜい)、伝染性軟属腫、アテローム、鶏眼、胼胝(たこ・べんち)など

・K007 皮膚悪性腫瘍手術(手術番号80×40倍or82×20倍)
皮膚悪性腫瘍(悪性黒色腫、基底細胞癌、有棘細胞癌、ボーエン病、乳房パジェット病)など

・K007-2  経皮的放射線治療用金属マーカー留置術
乳癌、肺癌、肝臓癌、前立腺癌など

※公的医療保険連動型で検査となるか手術となるかは、保険会社によって異なります。

・K008  腋臭症手術
腋臭症、わきが

ご参考 ⇒ 腋臭症手術(ワキガ・脇汗など)/医療保険・手術の支払事情

Ⅱ 形成の手術、主な適応疾患

手術88種タイプですと、25cm2未満は対象外となる手術が多いです。

・K009  皮膚剥削術
ざ瘡、水痘、外傷後などの瘢痕、扁平母斑、表皮母斑、外傷性刺青、小結節病変(ブリングル病など)

・K010  瘢痕拘縮形成手術(手術番号13×10倍)
運動障害、瘢痕、ケロイド拘縮など

・K011  顔面神経麻痺形成手術(手術番号57×20倍)
顔面神経麻痺、麻痺性兎眼症、ハント症候群、聴神経鞘腫、耳下腺腫瘍など

・K013  分層植皮術(手術番号1×20倍)
・K013-2  全層植皮術(手術番号1×20倍)
熱傷、皮膚腫瘍、母斑、血管腫、瘢痕拘縮、皮膚欠損創、皮膚軟部組織欠損、皮弁採取部、褥瘡、皮膚潰瘍など
※いずれも25cm2未満は除く

・K014  皮膚移植術(生体・培養)(手術番号1×20倍)
・K014-2  皮膚移植術(死体)(手術番号1×20倍)
広範囲熱傷(全身熱傷、多発性熱傷など)
※いずれも25cm2未満は除く

・K015  皮弁作成術、異動術、切断術、遷延皮弁術(手術番号1×20倍)
皮膚腫瘍、母斑、血管腫、瘢痕拘縮、皮膚欠損創、皮膚軟部組織欠損、褥瘡、皮膚潰瘍など
※いずれも25cm2未満は除く

・K016  動脈(皮)弁術、筋(皮)弁術(手術番号19×20倍)
・K017  遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄附きのもの)(手術番号19×20倍)
皮膚腫瘍、母斑、血管腫、皮膚軟部組織欠損創、瘢痕拘縮、 褥瘡、皮膚潰瘍、骨髄炎、乳房再建、陥凹変形など

・K019  複合組織移植術(手術番号19×20倍)
変形唇裂、鼻翼変形、眼瞼欠損、皮膚陥凹変形(皮膚異常・皮膚損傷)など

・K020  自家遊離複合組織移植術(顕微鏡下血管柄付きのもの)(手術番号19×20倍)
腫瘍や外傷による皮膚組織欠損創の機能的再建、骨髄炎、偽関節、複合組織欠損

・K021  粘膜移植術
・K021-2  粘膜弁手術
口蓋裂、眼瞼欠損、外鼻欠損、口蓋瘻孔、鼻咽腔閉鎖不全症、鼻咽頭閉鎖不全症、軟口蓋麻痺・腫瘍など

・K022  組織拡張器による再建手術(一連につき)
熱傷瘢痕などによる禿髪(瘢痕性脱毛症)、皮膚腫瘍、小耳症、母斑、血管腫、瘢痕形成(肥厚性・瘢痕拘縮・創部瘢痕ケロイド・熱傷後瘢痕ケロイド)など
※乳房再建術は82×20倍該当

・K022-2  象皮病根治手術
象皮病、リンパ浮腫など

まとめ

創傷処理(K000)は、対象外手術の上位にランクインしています。手術88種タイプは対象外、公的医療保険連動型タイプは除外手術です。たとえば、怪我をして10針縫ったとしても、創傷処理や縫合術(処置)で算定されるケースが多く、手術をやった感があるわりに医療保険・手術は対象外なので、創傷処理に関する苦情(クレーム)は少なくありません。

また、創傷処理と似た名前で、創傷処置があります。”創傷処置”は手術料(Kコード)ではなく、処置料(Jコード)で算定されます。処置は手術ですらないので、当然ながら医療保険・手術の対象外です。

皮膚、皮下腫瘍は手術88種タイプの対象外手術ランキング、不動のトップに君臨しています。公的医療保険連動型タイプは対象ですが、皮膚切開術で算定されると除外手術となり、対象外になるケースもあります。

皮膚腫瘍(粉瘤・ほくろ・いぼなど)/医療保険・手術の支払事情も、あわせてご参照いただければ幸いです。

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