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おひとり様・クリぼっち・生涯独身生活/孤独死の保険金支払事情

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「人生最後の時は、愛する家族に看取られたい」 安らかな死を迎えることは、多くの人が願いではないでしょうか。家族がいない人は、「せめて他人に迷惑をかけないように、畳の上で眠るように天国に旅立ちた」いと、ささやかな希望を持っているかもしれません。

急速に核家族化が進む現代の日本では、”ぼっち”の最終形態である”孤独死”が社会問題化してきています。行政では、地域の「見守りシステム」を普及させるなど対策を行っていますが、まだまだ十分とは言えない状況です。孤独死が発見されるきっかけの多くは、近隣住民が原因不明の異臭に気づくことです。腐敗の進みやすい夏場であれば死亡から発見まで比較的早いでしょうが、マンションの構造がしっかりしていたり冬場であったりすると、2週間から1カ月程度の間、誰にも発見されない可能性もあります。

現在は孤独死は高齢者が多数を占めていますが、飯島愛さんのようにアラフォー世代の人にとっても、決して他人事ではありません。仕事がある人であれば、無断欠勤を心配した同僚が早い段階で発見してくれるかもしれませんが、たまたま失業期間中であったとしたら、よほど親しい友人がいない限り、早期に発見されることは難しいでしょう。

孤独死が発見された後の流れ

孤独死が発見された後、警察が事件性の有無などを調べるため、現場検証・検死が行われます。その際に、警察は「金品・通帳・印鑑」などを保全目的、証拠品として回収します。警察は遺族調査を行い、親子、兄弟、親戚の順に孤独死の連絡を行います。警察が事件性なしと判断したあと、”遺品”として「金品・通帳・印鑑」などが遺族に返還されます。遺体を管理している葬儀社も紹介され、警察の手続きは終了します。そして、ようやく葬儀や納骨などが行えるようになります。

賃貸暮らしでしたら、死後の整理資金(部屋の復旧作業)を大家が負担するか、遺族が負担するか揉める事例が多数発生しています。最近では、大家さん向けの孤独死対策保険(後片付け費用、家賃補償など)が急増しています。大手損害保険会社や少額短期保険業者まで、様々な保険商品があります。現在は大家さん向けがほとんどですが、いずれは入居者にも保険料負担を求められる時代が来るかもしれません。

遺族が生命保険の保険金を請求するためには?

さて、孤独死を心配している人の中には、遺族に経済的な負担をかけないために、死後の整理資金として、生命保険に加入している人もいらっしゃると思います。万一の時に遺族が死亡保険金の請求を行うためには、医師による死亡証明書(死体検案書)、死亡の事実が記載された戸籍書類が必要です。死亡証明書(死体検案書)は警察と業務提携している医師が検死の際に記載しており、警察に相談すればもらうことができます。戸籍書類は、住民票がある市町村の戸籍課で取得することができます。

死亡証明書(死体検案書)と戸籍には、”死亡日”が記載されます。死亡日までの保険料が支払われていれば、死亡保険金がお支払い対象となります。通常の死亡であれば死亡日は明確ですが、”孤独死”の死亡日はいつになるのでしょうか。正解は、”孤独死が発見された日”ではなく、”検死を行った医師が死亡時を推定した日”です。孤独死の場合、戸籍の死亡日欄には「平成28年12月頃死亡(推定)」などのように記載されます。この場合、平成28年12月分までの保険料が支払われていれば、死亡保険金はお支払い対象となります。

まとめ

急性心不全など、突然の死がいつ訪れるかは誰にもわかりません。おひとり様で孤独死の危険がないとは言えないみなさまは、残された老親・兄弟姉妹が死亡保険金請求で戸惑わないためにも、保険証券と一緒に保険会社の連絡先など簡単な請求方法のメモを用意したりするのも効果的です。また、保険料引き落とし口座には十分な残高を確保しておくなど、万一の時に経済的な負担だけはかけないように準備しておかれることをお勧めいたします。

死後の整理資金(葬式代・片付け費用など)には、できれば200万程度ほしいところです。預貯金で準備できない人は、保険料の割安な定期保険などを検討してみてはいかがでしょうか。

 

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